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デザイン制作会社の選び方

デザインを選ぶ

会社案内やパンフレットの作成を検討し、依頼先や相談先を探すためにWEBで検索をすると、デザイン制作会社は山のように出てきますね。

皆さん何を基準に発注先の業者を決めていいのか頭を悩ますことかと思います。

恐らくこのページを見ているという事も発注業者探しの途中なのではないでしょうか?

そこで今回のコラムでは、会社案内やパンフレットの具体的な発注先となるデザイン制作会社の選び方や、自社に合った業者選びの基準などをご案内いたします。

過去の制作事例のデザインが好みかどうか

デザイン検討

非常にシンプルな考え方ですが、その制作会社がWEBサイトに掲載している過去のデザイン制作事例に好みなデザインがあるかないか。

デザインの良し悪しが全てとは思いませんが、これって実は非常に重要です。

デザインという答えのないもの(マーケティング上での答えは沢山ありますが)をこれから作っていこうという中で、自分と好みが合わないところはやっぱり難しいと思います。

理屈じゃないところの感覚のお話なので、こればっかりはどうする事も出来ません。

過去の制作事例に好みのものがない、あるいは少ないという事は、そこのデザイン制作会社やデザイナーとは単純に感性が合わないという結論になります。

こういったところへ発注してしまうと、いくらやり取りを重ねても恐らく満足いくデザインが上がってくる確率は非常に低いので、きっと最終的に面倒なやり取りも増えてしまい、発注を後悔してしまうオチになってしまうかと思います。

こればっかりはしょうがない、どちらが良い悪いかではなく、感性の相性の問題ですね。

なお、WEBサイトに制作事例を掲載していないとか、事例の掲載数が少ない業者は論外です。


株式会社リアクトが手掛けたデザイン制作事例はコチラ

検討している予算感と見合っているか

予算感の確認

デザイン制作の費用は、定価というものが存在する世界ではないので各社ピンキリです。

おおよその相場感としては、例えば4ページタイプの100部前後の制作を依頼する場合、8万~15万前後、20万~30万前後、40万~60万前後と、およそ三段階くらいに分かれるかと思います。

この価格の違いは、どこまで制作会社に頼るか(委ねるか)の違いが大きいのではないでしょうか。

例えば、最高値の価格帯であれば恐らくご自身は何もしなくてもいいくらいの勢いで任せることも可能です。その中には企画の提案から始まり、取材を伴う原稿の作成や撮影を行ったりと、完全に制作会社にお任せで、ご自身で手を煩わせることも一切ないかもしれません。

会社案内やパンフレットは作りたいけど、そこに向き合う時間が取れず、かつ潤沢な予算があって、という方であればそのような選択も可能です。

安い価格帯~中間の価格帯の制作会社

安い価格帯と中間の価格帯の制作会社では、実際はあまり内容は変わらない印象です。

強いて言えば中間の価格帯の制作会社は打ち合わせの回数が多かったり、原稿の軽いリライトを含んでいたり、修正回数が多かったりと、そのレベルの違いでしかありません。

中間の価格帯の制作会社はWEB案件や他の制作物なども幅広く取り扱っている事も多く、価格の違いは制作会社の人件費や広告費の違いとも取れます。

どちらも基本的にはクライアントがある程度の元原稿を準備して、デザインを依頼してというように流れは一緒なので、打ち合わせを求めて手厚い対応を求めるかの違いくらいではないでしょうか。

価格による実際の完成品の違い

実際に出来上がった会社案内やパンフレットは、最高値の価格帯の制作会社で作ってもらったものなら恐らく違いも出るかと思いますが、最安値と中間の価格帯で出来上がったもので、デザインや完成品に価格の差による違いは見た目では絶対に分かりません。

以前のコラム「会社案内のデザイン費の考え方」でも書かせていただきましたが、価格が高い=デザインが良いなんていう方程式は成り立ちません。

ちなみに弊社は最安値の価格帯の企業に属します。

手厚い対応が出来ているかと言われれば難しい部分ももちろんありますが、極力無駄を省き、作業を合理的に進めることでご提供するサービスの価格を抑え、費用対効果の高さを実現しています。


株式会社リアクトの価格表はコチラ

こんな制作会社には要注意

デザイン検討

デザイン制作を依頼するのだから、デザインの良し悪しと価格が重要なのは勿論ですが、実際はそれ以外の注意点も沢山あります。

コミュニケーションの重要さ

やはりビジネスとはいえ人対人なので、コミュニケーションの相性も重要です。

ましてや、これからクリエイティブな作業を任せていこうと思う制作会社の方であれば尚更ですね。

恐らく問い合わせを行った際や制作会社とのヒアリングを兼ねた打ち合わせなどで、営業担当やディレクター等と直接話をした際、意思疎通にストレスが掛かるような方だった場合、その先に制作を進めていくのは非常に大変です。

やはりコミュニケーションの相性の良い方の方が進行もスムーズに行きますし、こちらの意図も汲んで様々なご提案などもいただける事でしょう。

担当窓口が途中で変わる

最初の営業担当は非常に丁寧で良かったのに、その後の制作時に変わった担当ディレクターが酷い、担当デザイナーとまともにコミュニケーションが取れない、なんて話はよくあります。

これはデザイン制作の世界でのあるあるで、恐らくクレームに繋がる一番の原因と言っても過言ではありません。

最初に担当してくれた営業マンを信頼してその制作会社に依頼したはずが、発注した途端に担当が変わり、別の担当の方とやり取りさせられる。

新しい担当の方との相性が良ければ問題ないですが、そうでなかった際は大変です。

今後の発注後に窓口の担当が変わらないのかの確認は非常に重要です。

WEBサイト内で業務委託先や外注デザイナーを募集している

これも担当が変わるに近い話ですが、その制作会社を信頼して発注したはずが、結局外部のフリーランスの人が制作するというのもよくある話です。

制作会社としての一貫したポリシーやデザインに対する理念などはないのでしょうか。

結局外部のフリーのデザイナーがデザインを行うのであれば、直接フリーの方に依頼したほうが安上がりですし、直接話もできるので効率が良いですよね。

自社WEBサイト内で業務委託先や外注デザイナーを募集しているところは、結局制作費をピンハネされるだけなので要注意です。

メール対応のみは論外

やり取りは全てメールでの対応のみという強気な制作会社もありますが、これは論外です。

デザインという無形なものを作り上げていく作業の中で、文字だけで何かを伝えるって不可能に近いと思っています。

わざわざご訪問して膝を突き合わせての打ち合わせまでが必ず必要だとは思いませんが、メールの文章だけのやり取りでは非常に乱暴ですし、あまり合理的なやり方とも思えません。

発注後の進行のやり方も、事前に制作会社によく聞いておいたほうがよいでしょう。

デザイン制作会社に求められるビジネスの経験値

営業活動

会社案内やパンフレットというのはあくまで事業発展や、営業促進を促す販促ツールであり、所謂マーケティングツールです。

そこがブレてはいけませんし、決して忘れてはいけません。

そのマーケティングツールの制作を委ねる企業にどこまでビジネスの経験があるのかも重要です。

料理のできない人に厨房は任せませんよね?

そもそもちゃんとした企業なのか?

よく安価な価格帯の制作会社にあるのが、実際は屋号をそれっぽく見せているだけで、運営は企業ではなくフリーランスの方がされているサイトです。

なので厳密には制作「会社」ではありません。

フリーランスのデザイナーが独立して個人で運営しているサイトです。

デザインに自信があって独立しているのだから、きっとデザイン力はあるのかもしれませんが、こういった方は圧倒的にビジネスの経験が足りていません。

特にデザイナーの方は営業の現場における折衝の経験も、集客などに関するマーケティングの業務にもほぼ携わってきていない職種です。

デザイナーにおけるマーケティング会社やデザイン制作会社での社内の業務的には、営業やディレクターとは対極の仕事をしてきたような方達です。

そういった営業やマーケティングにおけるビジネス経験が未経験の方にマーケティングツールの作成を委ねるのは非常に危険ですね。

上記でお話した「対応はメールのやり取りのみ」というのもこの手のサイトが非常に多いです(ビジネスにおけるコミュニケーションの重要さを理解していません)。

サイトの会社概要を必ず確認し、企業としての運営がちゃんとなされていて、事業者登録も行っているのかもしっかりと確認しましょう。

ポータルサイト等での発注

同様の考えで、フリーランスの方々が多数登録する受託ポータルサイト等での発注もあまりオススメしません。
なぜならフリーランスとしてですら、独立ができていない方々だからです。

自身での業務の一人立ちすらも出来ない方に、自社のマーケティングツールの作成を任せるというのはいかがなものでしょうか。

それに実際の進行も、そのサービスサイトを介して行わなければならないため、基本的には電話やお打ち合わせでの会話のコミュニケーションが一切出来ず、そのサイト内のメッセージ機能を利用してのやり取りとなります。

会社案内やパンフレットなどのように、制作の過程である程度のコミュニケーションが必要な媒体の制作にはあまり適しておりません。

情報発信をしているのか?

会社案内やパンフレットはやはり反響が上がってこそのもの。
ステキなデザインを作る事が目的ではありませんね。

マーケティングに使用する販促ツールだからこそ、デザインを行う上でどこまでノウハウを持って取り組んでいるのかも気になるところです。

  • WEBサイト内のコラムや事例などでしっかりとノウハウを語れているのか?
  • デザインに意味や理由をもってやっているのか?

そういったマーケティングに関する知識をどこまで持っているのかで、実際に制作される会社案内やパンフレットの反響も変わっていく事でしょう。


株式会社リアクトが発信する会社案内・パンフレット制作のお役立ちコラム

結論:デザイン制作会社選びは何が大事か?

商談成立

以上、会社案内やパンフレットの制作を依頼するデザイン制作会社の決め方や、出来れば避けたほうがよいであろう要注意な依頼先のご説明をさせていただきました。

自社が一番に求めるものが一体何なのか?

デザイン性なのか、価格なのか、あるいはノウハウなのか、譲れない部分や大切にしたい部分の基準を設ける事が必要です。

会社案内やパンフレットの制作は、それなりに予算を掛けて作る企業の顔となる大事な販促ツールです。

何社ものデザイン制作会社に同時進行で発注して様子を見るということは出来ないので、発注先選びは慎重に行いたいものですね。

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