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採用パンフレット作りの大事なポイント

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会社案内パンフレットは、その目的によって異なる情報やアプローチを取り入れる必要があります。

会社案内パンフレットといえば営業用のツールとしてイメージする方も多いですが、もう一方で求人や採用の際に使用する目的で作成するリクルート用の採用パンフレットがあります。

特に営業用の会社案内パンフレットと、求人用の採用パンフレットでは目指すべきポイント(ゴール)が大きく異なります。

今回のコラムでは、それぞれの会社案内パンフレットの大きな違いと、求人・採用を目的とした会社案内の作り方について掘り下げていき、実際の制作のポイントや注意点などをお話したいと思います。

営業用と求人用の会社案内パンフレットの違い

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まずは営業用で使用するものと、求人用で使用する会社案内パンフレットの違いについてご案内したいと思います。

営業用に使用する会社案内の特徴

営業用の会社案内は、潜在的な顧客やビジネスパートナーに向けて、会社の製品やサービス、技術力、実績、信頼性などをアピールすることを目的としています。
ここでは、会社の市場での位置づけ、業界内での競争優位性、これまでの実績や事例など、ビジネスの「成果」を中心に情報を展開し、企業の外部に向けたアピールを中心に展開します。

営業用の会社案内パンフレットは、顧客に対して自社を信頼できるビジネスパートナーとして位置づけ、その製品やサービスがいかに顧客の課題を解決するかを示すことに重点を置いて作られていきます。

単純にいえば顧客へのアピールです。

採用に使用する会社案内パンフレットの特徴

採用用の会社案内は、就職希望者に対して自社の魅力を紹介することを目的とした採用パンフレットです。

事業の紹介はもちろんですが、会社の文化、働く環境、キャリアアップの機会、研修制度、福利厚生など、応募者が興味を持ちそうな情報の掲載も非常に重要です。
また、会社のビジョンやミッション、先輩社員の声、実際の職場の様子を通じて、応募者が会社の一員になった時のイメージを持ちやすくすることも大事で、応募者に会社での「働く体験」を想像させることが目的であり、そのためには、会社の「内面性」を前面に出し、しっかりと伝える必要もあります。

それぞれのパンフレットの違い

営業用と採用用の会社案内パンフレットの最大の違いは、ターゲット(顧客 or 求職者)に伝えたいメッセージにあります。

営業用は「なぜこの会社とビジネスをすべきか」に焦点を当て、採用用は「なぜこの会社で働くべきか」に焦点を当てます。
そのため同じ会社でも、これら二つの会社案内パンフレットでは全く異なる情報やポイントが強調され、本来は異なるストーリー設計が行われる必要があります。

採用パンフレットの大事なポイント

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会社案内パンフレットとは、企業が自らの魅力、強み、理念、事業内容、歴史などを紹介するための重要な営業ツールですが、採用パンフレットでは、会社の文化、働く環境、キャリアパスなど、求職者が気になる情報を包括的に伝える事が重要で、単に事業内容を紹介するだけのものではありません。

ここからは採用パンフレットを作成するにあたり、掲載したほうがよい必要なコンテンツや、大事なポイントをご紹介いたします。

会社のビジョンやミッション

会社のビジョンやミッションを明確に示し、求職者がそれに共感できるようにすることも大切です。
求職者は単に仕事をする場所を求めているのではなく、自らの価値観や目標を実現できる場所を求めています。したがって、会社が目指す未来や、社会への貢献など、意義深い情報を共有することも重要となります。

キャリアアップ

会社の成長性や安定性を伝えることも重要で、特に若い世代の才能を引き付けるにはキャリアアップの機会や学びの場としての環境が整っていることをアピールする必要があります。
そのためには、研修制度、メンターシッププログラム、昇進の機会など、従業員がキャリアを通じて成長できる具体的な制度やプランがある事を紹介するとよいでしょう。

実際の労働環境のイメージ

就職後にどのような環境で、どのような業務に就き、どのような毎日を過ごしていくのかをイメージさせることも大事です。
自身がその職場環境に入り、毎日を楽しく、仕事に対してもやり甲斐を持って送れるか、ということです。
先輩社員や上司にあたる管理職などの従業員の声や、実際に働く環境や様子を写真で見せるなど、リアルな職場の雰囲気を伝える工夫も求められます。
できれば若い先輩社員の声や、実際に働いている方々の画像などもあるとよいでしょう。
あまり年齢の高い方が紙面で前に出過ぎると、拒否反応が出る恐れもあるので注意が必要です。

ターゲットに応じたデザイン性

採用パンフレットは、単なる紙媒体の会社案内パンフレットや、自社のWEBサイトの一部に過ぎないと考えることなく、その会社を象徴するものとして、デザインや文言選びにも細心の注意を払う必要があります。
清潔感のあるレイアウト、わかりやすい言葉遣い、魅力的なビジュアルなど、プロフェッショナルな印象を与えることが重要です。
デザイン性が第一条件とは思いませんが、やはり若い方に訴えかけるのであれば、デザインでの表現は非常に重要です。
「凝ったデザイン=遊び心のある企業~楽しく柔軟に仕事ができそう」というイメージも成り立つことかと思います。

新卒採用と中途採用での違い

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さらに、採用パンフレットを作成する際には、ターゲットとする応募者層に合わせた内容となるよう注意を払う必要があります。

新卒採用と中途採用に使用するパンフレットでは、ターゲットとする応募者の経験や期待に応じて、異なる情報やアプローチも必要です。

例えば新卒採用を目指す場合は、職場やビジネスの実務に対する経験が少ないため、企業文化や入社後のサポート体制を強調する一方で、新卒者が企業とともに成長できる環境のアピールや、入社後の成長支援や教育プログラムへの取り組みなども重要です。

一方、中途採用向けの案内では、具体的なキャリアパス、職務内容、専門スキルが活かせるプロジェクト、前職での経験をどのように活用できるかなど、より具体的で専門的な情報を提供します。
中途採用者は既に一定の職務経験を持っているため、彼らの経験やスキルが会社でどのように活かされ、評価されるかを明確にすることが求められます。

このように、新卒と中途ではキャリアの段階や求める情報が異なるため、それぞれに合わせた内容の違いも必要となります。

求職者が採用パンフレットを見るシチュエーション

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それでは企業が実際に求人を行い、その採用パンフレットを使用するシチュエーションはどのような場面で考えられるでしょうか?

一般的に考えられるシチュエーションとしては、会社合同説明会や就職セミナー、高校や専門学校などに置いてもらうなどが一般的でしょうか。

あとは直接来社してもらっての説明会などもありますね。

採用パンフレットを配布する段階やタイミング

採用パンフレットを渡す求職者がどの段階の方かも重要ですね。

例えば会社合同説明会や就職セミナーなどで、自社のブースに足を止めてもらうために配布するものや、自社の説明をしているシチュエーションで補足の資料として使用するもの、または持ち帰ってもらった後に見てもらう場合など様々あります。

それぞれのシチュエーションによっても情報の内容や濃さの違いは必要になり、恐らくその採用パンフレットの具体的な運用面までイメージしていないと、なかなか内容の部分とのシンクロまで考るのは難しいかもしれません。

競合他社と比べられている

会社合同説明会や就職セミナーはもちろん、学校などに置いてもらう場合も含めて言える事ですが、採用パンフレットは基本的に競合他社と並んで置かれる(配布される)と考えてください。

間違いなく自社の採用パンフレットのみを手渡せるシチュエーションというのは存在しません。

求職中の方々は、きっと様々な企業の資料請求をすることでしょうし、就職セミナーなどでは様々なブースを渡り歩くことでしょう。

そしてそれだけ多くの資料請求やブースを渡り歩くということは、裏を返せば競合他社と自社とで採用パンフレットを並べて比べられているということです。

あくまで比べられているというのを前提に意識し、会社の強みや競合他社との差別化のポイントなど、企業の魅力を存分にアピールしなければなりません。

もしかしたら予算の掛け方や、仕様やデザインなどでも期待感は変わってくるかもしれません。

この比べられているというポイントを意識して制作するかしないかで、求職者達の反響にも大きな違いが現れることかと思います。

他にも手にする可能性のある方

これはあくまで補足ですが、採用パンフレットを見るのは、中途採用を除けば基本的には若い方が多いかと思います。
ですが、実際はその親御さんも最終的には手に取る可能性が高いでしょう。

ですのであまりに振り切った遊び心を持たせすぎるのも考えものです。
最終的にはそのあたりも視野に入れて制作されるほうがよいかと思います。

採用パンフレットは企業の未来への投資

会社案内の確認

やはり企業にとっての人材とは人財です。
人を大事にしない企業は、社会的にも評価され辛く、成長を望むのも難しいのではないでしょうか。

採用はまちがいなく企業の未来への投資です。
その未来への投資に対して使用する武器の予算や、制作する時間を削って行うというのは非常にもったいない行為です。

しっかりと計画性を持って考えられた採用パンフレットを準備して、自社のアピールを行い、有能な人材の採用が出来るといいですね。

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