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会社案内パンフレットの制作担当は社内の誰が適任か?

検討イメージ

俗に言う「よい会社案内」とは、デザインやビジュアルの良し悪しではなく、いかに顧客より「反応(反響)」が得られるかではないでしょうか。

それではより反響の得られる会社案内を作るには、制作会社の選定は勿論のこと、社内で誰がその制作の担当を行うかということも非常に重要です。

会社案内パンフレット制作は社内の誰が担当すべきか?

打ち合わせ

会社案内パンフレットを制作する際、制作会社との窓口となる社内の担当者選びは極めて重要です。この担当者は、制作会社とのやり取り全般を管理し、プロジェクトをスムーズに進行させる役割を担います。

具体的な業務内容としては、制作会社の選定や折衝から始まり、見積もりの取得、デザインの方向性の決定、修正の指示、スケジュール管理などが挙げられます。

担当者選びで大切なのは、その人がプロジェクトに責任を持ち、できれば必要な決裁権を持っていることです。単なる伝言役に過ぎない担当者では情報が正確に伝わらず、プロジェクトが停滞するリスクがあります。また、伝言ゲームのようなコミュニケーションでは制作会社も意欲を削がれ、無難な提案にとどまりやすくなります。その結果、パンフレットの完成度が下がり、期待していた効果を十分に得られない可能性もあります。

会社案内パンフレットは単なる資料ではなく、企業の顔となる重要な販促ツールです。その制作を任せる担当者には、プロジェクト全体を俯瞰できる視点と、自社の情報を適切に整理・発信する能力が求められます。

さらに制作の各工程において迅速な判断を下せるよう、適切な権限を与えることも重要です。

適任者を選ぶことで、制作プロセスが円滑に進み、より効果的な会社案内を完成させることができます。担当者選びは、制作の成功を左右する重要な一歩なのです。

パンフレットを持った女性
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会社案内パンフレットの制作とはクリエイティブな作業

パンフレットイメージ

会社案内パンフレットの制作は単なる資料作りではなく、クリエイティブな発想と実行が求められる重要な作業です。

企業の顔となる会社案内は、ただ情報を詰め込むだけではなく、顧客や取引先に「選ばれる企業」としての印象を与えるための表現力が必要です。

ここでは、制作の中で特に重要となるポイントや、担当者の役割について掘り下げていきます。

単なる「作業」にならないための視点

会社案内パンフレットの制作はクリエイティブな作業であるべきです。しかし、担当者に決裁権が与えられず、制作過程がただの「御用聞き」になってしまうと、プロジェクトは一気に「仕事」から「作業」に落ち込んでしまいます。「作業」になると、顧客に響く提案や内容は二の次となり、面倒を避けることが優先されるようになります。
また、制作会社とのやり取りが単なる伝言ゲームになれば、制作プロセス全体が停滞し、提案の質も低下します。
このような状況を避けるためにも、担当者自身が主体的に関わり、制作を進めることが不可欠です。

創造性を引き出すための環境作り

クリエイティブな制作には、自由な発想が求められます。そのため、担当者自身がこのプロジェクトに意義を感じ、楽しんで取り組める環境を整えることが大切です。
意思決定を任された担当者が、自分のアイデアを活かしながら制作会社と意見を交わせば、パンフレットの質も向上します。
また、担当者が自由に発言できる雰囲気があることで、制作会社も提案をしやすくなり、より良いアイデアが生まれやすくなるでしょう。

パンフレットの制作におけるコミュニケーションの重要性

会社案内パンフレットは、企業の強みや価値を伝えるためのツールです。これを効果的に作り上げるためには、担当者と制作会社の間に密なコミュニケーションが必要です。
具体的なターゲット層や目的、伝えたいメッセージをしっかりと共有し、双方が同じ目標に向かって進むことが大切です。
ここで重要なのが、担当者自身が会社の情報を深く理解し、適切に伝えられる能力です。さらに、制作会社からの提案を適切に評価し、必要な修正点を明確に伝えることも、担当者の大事な役割です。

決裁権を持つ担当者の必要性

制作の進行をスムーズにするためには、担当者がある程度の決裁権を持つことが重要です。決裁権がないと、制作の過程で生じる判断をいちいち上司に仰ぐ必要があり、進行が滞る可能性があります。
また、制作会社から見ても、決裁権のない担当者では提案に対して積極的なフィードバックが期待できないため、より無難な内容に落ち着いてしまうことがあります。
結果としてパンフレットの魅力が薄れ、制作の目的を十分に果たせない内容となってしまう事でしょう。

会社案内を「作業」にしない工夫

制作を「作業」としてではなく「仕事」として進めるためには、担当者自身がその重要性をしっかり理解することが求められます。
会社案内パンフレットは単なる印刷物ではなく、顧客や取引先に企業の価値を伝える「販促ツール」です。その制作には、クリエイティブな発想と、ターゲットに響く構成・デザインの追求が欠かせません。
例えば、顧客が最初に注目するビジュアルや、ストーリー性を持たせたコンテンツ構成など、制作過程で考えるべき要素は数多くあります。

担当者が制作を成功に導く鍵

会社案内制作は、担当者の関与次第で成功にも失敗にも転じます。適切な担当者がプロジェクトに責任を持ち、積極的に制作会社と関わることで、より魅力的で効果的な会社案内が完成します。
決裁権を持たせることはもちろんのこと、担当者が自社の強みや市場でのポジショニングを深く理解していることも成功の要因です。
さらに顧客視点を持つことが重要で、会社の内部事情だけでなく、顧客が何を求め、どのように企業を評価するかを意識することで、より反響のある会社案内パンフレットを作ることができます。

社内の誰に会社案内パンフレットの制作を任せるべきか

打ち合わせ

会社案内の制作を担当する社内の人選は、完成度や効果に大きく影響を及ぼします。
企業にとっての「顔」となる会社案内を制作するうえで、誰を担当に任命するかは慎重に検討する必要があります。

このセクションでは、よく見られる担当者の候補と、それぞれの特徴や向き・不向きについて詳しく解説します。

会社案内の制作を担当するのは、一般的に以下の3つの部署や役職に所属する人物が多いです。

  • 経営層(代表や役員)
  • 総務・人事部門
  • 営業部門

それぞれが制作担当者として選ばれる理由や、制作物にどのような影響を与えるかを見ていきましょう。

経営層(代表や役員)が担当する場合

会社案内は企業理念やビジョンを伝えるツールでもあり、その意味では経営層が制作を担当するのは理にかなっているように思えます。経営層は、企業の方向性や価値観を最も深く理解しており、それを反映したコンテンツを制作できる可能性があります。

ただし、経営層が担当すると、情報が過剰になりがちです。
企業への愛情や思い入れが強すぎて、全てを伝えようとし、結果として顧客視点を欠いた煩雑な内容になってしまうことが少なくありません。
また、日々の業務が多忙で、制作の細かい調整に割く時間が限られる場合、進行が滞る可能性もあります。
そのため、経営層が制作に関与するのは、制作物の方向性を決める初期段階や最終確認のみに留める方がよい事もあります。

総務・人事部門が担当する場合

総務や人事部門の担当者が選ばれるケースも多く見られます。
これらの部門は、社内全体の情報を把握しているため、制作に必要なデータを集めたり、スケジュールを管理したりする点で優れています。
また、社内の各部署との調整役としても機能しやすい特徴があります。

一方で、総務や人事部門の担当者が制作を主導すると、ビジュアル的な要素に偏りがちです。
例えば、企業の理念やビジョンを強調するあまり、実際の顧客や取引先にとって重要な情報(製品やサービスの強みなど)が薄くなりがちです。
また、社外との折衝経験が少ない場合、顧客視点を持った企画が難しくなる場合があります。
そのため、総務や人事部門の担当者を起用する場合は、営業部門やマーケティング部門と連携を密にすることが必要です。

営業部門が担当する場合

最も適任とされるのが、営業部門の担当者です。
営業の現場にいる人は、顧客と直接接しているため、顧客が求める情報や自社の強み・弱みを把握しています。
この「現場感覚」を活かすことで、ターゲットに響く内容のパンフレットを作ることができます。

営業担当者が制作を担当することで、会社案内パンフレットが「実際に使いやすいツール」になるという利点もあります。
営業活動の一環としてパンフレットを頻繁に使用するため、効果的な情報配置やデザインを企画しやすいのです。
また、自社の強みを的確に伝えられる内容や、顧客の購買意欲を高めるメッセージの盛り込みが期待できます。

ただし、営業担当者には日常業務が多く、制作に割ける時間が限られることが課題です。そのため、スケジュールの余裕を持たせたり、他の部署と役割分担を行ったりする工夫が必要です。
また、制作の進行管理やデザイン調整など、専門的な部分では制作会社の力を借りることで、負担を軽減できます。

担当者の選定における重要な3つのポイント

パンフレットのレイアウトの検討

前項のように、会社案内パンフレットの制作にはそれぞれの部署や役職に応じた特徴があります。

最も適任なのは「顧客視点を持ち、会社案内を実際に使う立場の人」です。

そのため、営業部門の担当者が優先されるべきですが、場合によっては総務・人事部門が調整役を担いつつ、営業部門がコンテンツ企画や方向性の策定に深く関与するという形も考えられます。

また、担当者の選定において重要なのは、次の3つのポイントです。

1. 決裁権があるか
担当者がある程度の決裁権を持つことで、迅速な判断が可能になり、進行がスムーズになります。

2. 会社の強みを理解しているか
担当者自身が自社の魅力や競争優位性を理解していることは、良い会社案内を作るための必須条件です。

3. 顧客視点を持っているか
顧客がどのような情報を求めているのか、どんなデザインが響くのかを理解している担当者であることが理想です。

会社案内パンフレットはあくまで販促ツール

営業風景

会社案内パンフレットは、企業の理念や文化を伝えるだけでなく、ビジネスを促進するための「販促ツール」としての役割を果たします。
その本質を見失うと、効果的なパンフレットを作ることが難しくなります。

単なる情報提供だけではなく、顧客の心を動かし、行動を促すための戦略的なツールであることを忘れてはなりません。

販促ツールである以上、重要なのは「顧客視点」です。
顧客が知りたい情報や魅力的に感じるポイントを明確にし、企業の強みを適切にアピールする必要があります。
企業側が伝えたいことだけを盛り込むのではなく、顧客が価値を感じる内容に焦点を当てるべきです。特に営業活動で頻繁に使用されることを考慮し、実用性の高い構成やデザインを心掛けることが求められます。

また、会社案内パンフレットの目的は「読まれること」ではなく「活用され、結果につながること」です。
具体的には、新規顧客の獲得や既存顧客との関係強化、取引先へのアピールなど、営業やマーケティング活動に直結する成果を意識して制作を進めるべきです。

顧客の心に響くメッセージを届けるための「営業ツール」であり、企業の成長を支える「武器」です。
その本質を理解し、目的に即した制作を行うことで、より効果的な販促ツールとして活用することができます。

こちらの「会社案内パンフレットで営業力を上げる方法」では、会社案内パンフレットを効果的に使った営業力を上げる方法も解説していますので、ぜひご覧ください。

執筆者情報
株式会社リアクト編集部
株式会社リアクトは、会社案内やパンフレット等の紙媒体の制作を専門に行うデザイン制作会社です。2011年の創業以来、業界や業種、事業の大小を問わず、様々な企業の会社案内パンフレットの制作を行ってまいりました。これまで培った専門ならではの豊富なナレッジやノウハウを本コラムにて執筆中。
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