展示会の出展の際に使用し、大きな反響を得られる会社案内やパンフレットはどういったものが良いでしょうか。
展示会の種類にもよりますが、基本的に周りは競合他社に囲まれています。
その中で競合他社よりも目を惹かせるというのは相当なことですよね。
特に大手企業は潤沢な広告予算で大きなブースを構えるため、それだけで目を惹かせることが可能です。
でも中小企業ではなかなかそうもいきません。
展示会の場合、名刺交換の数や折衝の回数で勝負というよりは、クロージング率での勝負になるでしょう。
ここでいうクロージングは、成約率や後日のアポ率などを表します。
皆さん展示会出展の準備で、展示ブースの設置や、ポスターの制作などはしっかり検討される割に、営業ツールとなる会社案内やパンフレットの作成は、あまり意識されない企業が非常に多い印象があります。
例えば、展示ブースのビジュアルは非常に凝っていますが、その場で貰った会社案内やパンフレットがチープなことがよくあります。
出展企業の立場では名刺リスト(見込み客リスト)は取れたかもしれませんが、残念ながらきっとお相手にはなんの印象も残ってません。
まず、展示会は先にも述べたように「競合他社」の集まりの場です。
営業用のパンフレットは配るものの、そのパンフレットだけでは理解もできない上に、競合他社から山のように貰ったパンフレットに埋没してしまいます。
展示会で使用すると効果的な会社案内やパンフレットのポイントは2つ
単純ですがこの2点が非常に重要です。
当日、山のようにもらう会社案内やパンフレットに埋没しないことです。
展示会は一日中ブースを回ったら、30~50種くらいの資料を手にします。
その中で印象に残るというのは非常に重要です。
稀にノベりティーを同梱している企業もありますが、あれは費用対効果が良いのか疑問が残るところです。
埋没させないというころが非常に重要です。
会場に足を運んでいる方が決裁権がある方とは限りません。
少なくとも、経営者層でない限り、担当者レベルでサービスの導入を決めるなんてことはまずありません。
展示会で説明を受けた商材やサービスを稟議するため、社内で情報を共有する資料が必要です。
その際、パンフレットの内容が営業の補足の説明がなくても理解できるものでないといけません。
「一人歩きできるパンフレット」として補足説明がなくても成立する内容でなければなりません。
展示会はその日だけのお祭りではありません。
後々にその日の成果が生れていきます。
当日のビジュアル面だけにこだわらず、販促ツールを有効活用し、点を線に変えていく施策をしっかり準備して挑んでくださいね。