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会社案内パンフレットに使用する画像

カメライメージ

会社案内パンフレットの制作過程でよくつまづくのが、紙面に掲載する画像に関してです。

例えば社長様のお写真や社屋の画像、商品やサービスなど、画像といっても多種多様にあります。

やはり文字情報だけの会社案内やパンフレットよりも、画像を効果的に挿入することにより、紙面も見やすく華やかな印象になります。

弊社としても、その企業やサービスを一目で認識できる画像の挿入はオススメしています。

ですが一言に「画像」といっても紙面で使えるものと使えないものがあります。

画像の解像度と印刷物の関係

パソコン

よくお客様より

「弊社のホームページに商品画像が掲載されてるんで、適当に引っぱって使って下さい」

なんてことを言われます。

ですが残念ながらホームページから転用された画像は解像度が非常に低く、印刷には適しておりません。

ここからは軽い技術的なお話ですが、一般的に印刷物に必要な画像の解像度は、原寸使用で300dpi~350dpiといわれます。

それに対して、WEBサイトの画像はWEBブラウザの読み込み速度を軽減するため画像データを軽くし、基本的には解像度が72dpiで統一されています。

dpiってなんだ?とお思いの方もいるかと思いますが、これは画像の解像度を表す単位です。

印刷物(紙媒体)とWEBサイト(ホームページ)では、単純に5倍くらいの解像度の違いがあるんです。

5倍の解像度の違いというと、どれくらい画像が荒れてしまうのか?

下記に参考の画像を挿入いたしました。

サンプル画像 低解像度サンプル画像

サンプル画像 低解像度サンプル画像

最初の画像に対し、もう一方は1/5(20%)の解像度です。

1/5の解像度の違いでこれくらいの差が出てきます。

違いを分かりやすくするため上記の画像は少々大げさには作りましたが、ホームページから転用した画像を印刷に使用した場合、簡単に言ってしまうと上記のような荒れた画像の紙面になってしまう可能性が高いということです。

せっかくよい情報を纏めて分かりやすいレイアウトでデザインが出来たとしても、解像度の低い荒れた画像一枚のお蔭で紙面もチープな印象で台無しです。

上記の説明からもお分かりいただけるように、ホームページからの画像の転用は非常に危険です(よく個人経営のお店などで作られたチラシなどにお見受けしますが…)。

もし紙面に掲載したい画像などがありましたら、紙面に使用できる印刷に耐えうるクオリティのあるものなのかどうかを、制作会社に画像データを送って確認することをオススメします。

紙面に掲載する画像を自前で撮影する

画像撮影

プロのカメラマンに依頼するとやはり満足いくクオリティの写真に仕上がるのは事実ですが、それなりに予算も掛かってしまいます。

もしパンフレット制作の予算を抑えたいのであれば、自前で撮ってしまっても大丈夫でしょう。

特に今時は一昔前と比べ、デジカメも素人でも扱える上に画質のクオリティも非常に高くなりました。

デジカメに限らず、最近のスマホのカメラも非常に高性能なので、素人が撮っても全然見劣りすることはありません。

といっても、いくら機械の性能が上がったからといってどんなものでもキレイに撮れるわけではありません。

最低限の準備やシチュエーションは必要です。

ここからは素人でも会社案内やパンフレットに掲載する画像を上手に撮影するポイントをご案内します。

自前で撮影する際の写真の撮り方とコツ

スマホ撮影

会社案内やパンフレットに使用するための画像を自前で撮影する場合の具体的なやり方やコツを、いくつかのポイントに絞ってお伝えします。

カメラの解像度の設定

実際の撮影を行う前に、まずカメラの解像度は一番高く設定しておきましょう。

撮影した後の画像データで、低い解像度のものを高くは出来ませんが、高い解像度の物を低くすることは可能なので、ひとまず高い解像度の設定で撮影しておけば間違いありません。

iPhoneなどは元々の設定が高解像度設定なので問題ありませんが、アンドロイド系のスマホの場合は設定の確認を忘れずに行いましょう。
もちろんデジカメの場合も同様です。

撮影場所とシチュエーション

何を撮影するかのシチュエーションにもよりますが、まずどんな画像であれ大前提として出来るだけ明るいところでの撮影を心掛けましょう。

理想は自然光が差し込むような明るい部屋で、昼間などに撮られるとなおよいでしょう。

もし代表の写真や社員紹介でのスタッフなどの人物や集合写真などの撮影の場合、思い切って天気の良い日に屋外で撮られると非常にキレイな画像に仕上がります。

社屋の撮影なども同様で、必ず天気の良い日に撮影しましょう。

注意としては、もし屋内の薄暗い部屋での撮影だとしてもフラッシュは絶対に焚かないで撮影してください。
なぜならフラッシュの光の反射が画像に映り込んでしまうからです(フラッシュを使うのはスナップレベルの撮影でのお話です)。
もし薄暗いシチュエーションだとしても、後から画像補正で明るさ調整をしたほうがよいので、フラッシュの使用は絶対にNGです。

それと太陽による逆光にも気を付けながら、撮影する時間帯にも注意しましょう。

撮影する画像の画角

パンフレット用の撮影の場合、画角も非常に重要です。

特に素人の方が撮影をすると、もちろん良い画像を撮影しようとするお陰かキレイに画角に収めようとします。

ですが撮影の段階で、具体的にどのように紙面に使うかも決まっていないため、結果として使い辛い画像になるという事が多々あります。

できれば画角上でキレイに収めるよりは、若干遠目で引き気味に撮影を行い、仕上がり画像をトリミングするほうが使いやすく汎用性が高い画像になります。

画角上は多少不自然な感じになるくらいでも問題ありません。

■参考例(トリミング前・トリミング後)

トリミング前サンプル画像 トリミング後サンプル画像

撮影する画像のカット数

こちらもよくあるのですが、コレっ!と思う一枚だけに絞って撮るのはやめましょう。

念のため同じシチュエーションや同じ絵ずらのものを、何枚か同じ場所や、様々な角度でもできるだけ多くの画像を撮影しておき、その中から最終的に精査してよりよい画像を紙面に使用していきます。

一枚撮りでの一発勝負は決して行わないでください。

そして余裕があれば同内容のシチュエーションで縦画像と横画像の2種類も撮影しておくとよいでしょう。

これはプロのカメラマンも同様に行っており、1つのシチュエーションで複数カット撮影し、1カットのみというのは行いません。

現在はカメラもデジタルなのでフィルムの無駄もないでしょうから、多くのカットを抑えることで撮り漏らしのリスクを軽減できますし、使用できる画像の点数が多ければデザイナーのアイデアの幅も広がるのでより良いデザインに仕上がりますね。

プロのカメラマンと自前での撮影の差

一眼レフカメラ

ただ素人が撮っても見劣りしないとはいっても、やはりプロのカメラマンとの差は歴然とあります。

自前の写真でもOKなのは、あくまで紙面に挿入するイメージ画像や小さなアクセントとなるような画像でのお話しです。

例えば表紙などで大きくメイン級に使う画像や、ブツ撮りなどと言われる商品などの接写画像などはプロに依頼することをオススメします。

特にブツ撮りの仕上がりはプロと素人では段違いです。光や影のバランスで商品の魅力がより引き立ちます。
食品等の撮影はそれが顕著に出ます。

商品パンフレットなどの画像がメインとなるような場合や、表紙にオリジナルの画像を使用したいなどの場合、やはりプロのカメラマンに依頼して制作されることをオススメします。

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